残尿感の診療
泌尿器科
残尿感の診療

- 症状例
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排尿後におしっこが残った感じがありすっきりとしない感じは残尿感といわれます。生死にかかわる病気のことは少ないですが経験した方はよくわかりますがなんとも辛い症状です。女性は男性よりも膀胱炎になることが多く何回か経験している方はまた膀胱炎ではないだろうかと訴え病院を受診することもあります。
- 診療方法
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残尿感は実際に膀胱に尿が溜まっている場合と無い場合があります。原因は女性では膀胱炎が多いです。随伴症状としては排尿時の痛み、尿が近いなどがあります。この病気の多くは大腸菌による感染ですので、適切な抗菌薬による治療で数日の内に症状がなくなります。男性では慢性前立腺炎(30-50歳代に多い)、前立腺肥大症があります。慢性前立腺炎の残尿感は多くの場合には、尿が近い(頻尿)、下腹部の不快感をともなっています。一般には、抗菌薬、抗炎症薬などで治療します。残尿感などの症状がスッキリ取れるまでには時間がかかります。また時々間質性膀胱炎、過活動膀胱、更年期障害などでも残尿感が生じることがあります。