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内科 診療内容
糖尿病の診療

- 症状例
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多くの方は健康診断にて指摘され来院しますが糖尿病の最初の症状はのどが乾きそのため水をたくさんのみ尿が多量にでます。最後は体重減少し体力低下、よく疲れたり風邪や腎盂炎などの感染症や膵臓癌をはじめ健康な人よりガンにかかりやすくなり最後は意識を失い(糖尿病性昏睡)倒れ急に死ぬことがあります。
- 診療方法
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まずは血液検査や尿検査により正確に診断をします。糖尿病がすでに進んでいる人は動脈硬化がひどくなるため心電図、頚動脈エコーやCTなど追加の検査が必要になることがあります。
現在の糖尿病の状態により軽い方は栄養士による外来栄養指導や状態によってお薬やインスリン治療などを行います。血糖が高い状態がながく続くと腎障害(透析が必要となることがあります)、網膜症(失明することもあります)、神経障害、心筋梗塞、下肢の血行障害(切断が必要になる人もいます)などに進展しますので早期の治療が必要です。
消化器の診療

- 症状例
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ちかごろ朝おきると胸焼けがする。なんとなく胃がおもたい。食欲がない。吐き気がするなど日常よくあり市販の胃薬などで紛らわすことが多いのが胃腸の病気です。食べ過ぎや飲みすぎのあとに起こり一時的になおって放っておくことがありますが胃がんなど大きな病気が背後にあることがあります。
- 診療方法
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最近よくある胃の病気は逆流性食道炎や機能性胃腸症(機能性ディスペプシア)です。胸焼けやなんとなく胃の調子が悪く 食後の胃もたれ感、少ししか食べていないのにおなかが苦しくてそれ以上食べられない、食事とは関係なく胃が痛い、あるいは胃のあたりが灼やけるように感じるなどさまざまです。
問診や消化器専門医による内視鏡など行い正確な診断が必要です。中には胃がんや大腸がんなど予期しない重大な病気があることがありまずは正確な診断がなにより必要です。
高血圧の診療

- 症状例
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高血圧はおそらく日本で一番多い生活習慣病の一つです。高血圧症は初期は頭痛や肩こりなどの症状が起きる場合がありますが殆どは無症状です。しかし確実に体を蝕み死においやることより沈黙の暗殺者(サイレントキラー)などとも呼ばれいつの時代でも重大な生活習慣病の一つです。
近頃は容易に家庭で血圧が測定できますのでまずは自宅で血圧を測定したり健康診断で高血圧を指摘されたらかならず受診しましょう。
- 診療方法
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まずは血圧の測定ですが血圧は変動しやすいので何回か測定して確実に血圧が高いかどうかを見極めることが必要です。一般的に高齢になるほど血圧は上昇するとされてて高齢者の高血圧は若い方と違い血管が弾力性を失い急な高血圧には血管が耐え切れず破れて脳出血など起こしますので早期の治療が必要です。
高血圧は動脈をいため硬化させますので心臓や脳、腎臓など血液が豊富で血管の多い臓器が異常をきたしやすく心電図や脳のCT、頚動脈や心臓のエコー検査など行い正確に病状を把握して治療を行います。
呼吸器の診療

- 症状例
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いつもかかる風邪など呼吸器の病気は一般的です。近頃多い呼吸器の病気は肺がんや肺気腫など高齢化にともなう病気が多いです。花粉症による単なる鼻炎から喘息になる場合もあります。特にながく続く咳は要注意で一度は胸のレントゲンやCTを受けるのが望ましいで。
- 診療方法
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呼吸器の病気の多くは問診により診断がつくことが多く症状の起きた時期や咳などのよく起きる時間を聞くと病気が絞られてきます。しかし確実にはCTなどの正確な画像診断が必要です。当院でも年間数人は肺がんが見つかります。肺がんといえばタバコが原因と頭に浮かびますが近頃は閉経後の女性の肺がんが急速増えています。
まったく症状がないことが多くご心配のかたは肺のCTを受けることをおすすめします。一般的な胸のレントゲンでは発見が極めてむずかしいのが特徴のガンです。
脂質異常症の診療

- 診療方法
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診断は血液検査以外にはありません。健康診断にて簡単に発見されます。軽度な脂質異常を含めれば一般の健康診断では2割から3割の人に脂質異常がみとめられます。また特に家族性高脂血症と言われる遺伝的な病気もまれにあり早くして親が心筋梗塞で死んだ人がいるかたは正確な検査が必要です。
一般的な脂質異常の治療はまずは生活習慣の改善です。食習慣、運動習慣の改善からはじめなかな改善がみられないときはお薬の治療が必要となります。
狭心症の診療

- 症状例
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狭心症は胸が苦しいといった症状がまず頭に浮かびます。しかし以外と知られていませんが心臓の痛みはみぞおちの胃の痛み、肋間神経痛や左の肩こり、歯の痛みなど放散して心臓の痛みと気づかないことがあります。特に高血圧や脂質異常、糖尿病で治療しているかたは要注意です。
- 診療方法
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狭心症の診断はまずは狭心症の可能性があることを念頭に置き検査を進めることにあります。症状が典型的な場合は問題ありませんが患者さん自体が症状をはっきり自覚できないときもあります。一般的な心電図や心エコーなど行い十分な問診が必要です。ときには24時間のホルター心電図が必要なときもあります。
治療の多くはお薬で血管が細くなっているときは心臓の血管を拡張させるなどの治療が必要となるときもあります。
末梢動脈疾患(閉塞性動脈硬化症)の診療

- 症状例
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老いは血管から始まります。
脳梗塞、心筋梗塞、腎梗塞は加齢とともに生命を脅かす動脈硬化性疾患です。
末梢動脈疾患(PAD)は加齢(50歳以上)、糖尿病、喫煙歴を持つ人に発症しやすいと考えられています。足が冷たい、冷える、少し歩いただけで足が痛いなどの症状がある人は、ぜひ足の血圧(ABI)を測ってください。
- 診療方法
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全身の動脈硬化性疾患の早期発見には当院が導入した血圧脈波検査装置(フォルム)が簡便です。血圧脈波検査ではABI(足関節ー上腕動脈血圧比)とPWV(脈波伝播速度)が測定されます。
それにより下肢動脈の狭窄・閉塞の有無、重症度が評価され、動脈のコンプライアンス(伸展性)、血管年齢も測定されます。検査は10分程度です。
ABI(足関節―上腕動脈血圧比)が0.9以下の場合は末梢動脈疾患(PAD)が疑われます。
今後の治療については、ぜひ当院にて御相談ください。
急性胃腸炎の診療

- 症状例
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急に胃腸に炎症がおこり、下痢や腹痛などが出現する病気です。
原因にはウイルス(ノロウイルス・ロタウイルス・アデノウイルス)や細菌感染(サルモネラ菌、カンピロバクター菌、病原性大腸菌(O157))が疑われます。
主な症状は腹痛・下痢・嘔吐・発熱で、これらの原因で脱水を起こし、重篤になると意識が不安定となり、寝込むようになります。特に意識が変になる場合はすみやかに医療機関を受診する必要があります。
- 診療方法
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問診では、何を食べたか、数週間以内に海外旅行をしていないか、周りに同じ症状の人がいないかなど、病気になる前の生活状況を詳しくお聞きします。
主な原因は細菌とウイルスの2種類ですが、流行状況を知る目的や感染管理をする目的で便中のウイルスや細菌検査を行うことがあります。ウイルスには抗菌薬は無効で、細菌性でも重症例以外に抗菌薬は使用しません。
主な治療は、胃腸炎の症状を緩和する対症療法となります。症状を和らげる治療薬として、整腸剤、吐き気止め、解熱剤が処方されます。また脱水症状の対策は重要で、水分補給を勧めますが、経口摂取困難なら点滴治療が行われます。経過により改善が認められない急性胃腸炎症状は、他臓器疾患によるものかの鑑別診断が必要ですので医療機関を受診してください。